THE BUS+
The Ultimate Bus Compressor
THE BUS+は、オリジナルに対して忠実に設計された基本回路にユニークかつ先進的なプロセッシング機能を追加した、これまでで最も多目的に使用できるバス・コンプレッサーです。
D-EQとトランジェント・エキスパンダーを搭載し、LOW THD、F/B、4K MODEといった3つの特色のコンプレッション・モードを選べるTHE BUS+は、その組み合わせで様々なジャンルの音楽とサウンドに応じた使い方が可能です。
最高の音質を実現するため、例えばTHATの2181 VCAといった高級な部品を使用して設計されています。
4つのオペレーションモードと3種の特色を選択できるコンプレッサー回路は、様々なジャンルの音楽に完璧にマッチします。
THE BUS+は洗練されたルーティング機能を持ち、ダイナミック・イコライザー(D-EQ)、トランジェント・エキスパンダーといったプロセッシングツールも搭載しています。
様々な新機能を搭載することとともに、アナログデバイスにおいて高い正確性と再現性を実現することを目標としました。
全てのポットはクリック付きで、そのポジション・ステップ情報はアナログ回路に正確に伝えられます。
これによりサウンドメイキングの再現性が著しく向上するだけでなく、ポットの性能や劣化とは無縁に常にマスタリングのような正確なプロセッシングを可能とします。
Bus Compressor
- 4つのオペレーション・モード:クラシック・ステレオ、Σサイドチェイン・ステレオ、デュアル・モノ、ミッド-サイド
- 外部サイドチェイン・インプット
- SSL正統のバス・コンプレッサー回路
- LOW THDモードはコンプレッションにより発生する低周波域の歪みを低減
- F/Bモードは緩やかなキャラクターを持つ新たなテイストのコンプレッション
- 4Kモードは4000シリーズスタイルのVCA回路による可変のハーモニック・ディストーションで独特のサウンドを実現
- ネガティブ・レシオは過大な入力のコントロールやクリエイティブなポンピングエフェクトを実現
- 新しく ‘Auto 2’セッティングを含んだアタックとリリースのオプション
- 簡単にパラレル・コンプレッションをコントロールできるミックス・コントロール
- 針式ゲインリダクションメーター
- トランジェント・エキスパンダー機能
D-EQ
- 強力な2バンドのアナログ・パラレル・ダイナミック・イコライザー
- コンプレッション/エキスパンションモード
- 各バンドで選べる3つの時定数モード – Normal、FAST、AUTO
- 各バンドで選べる16の周波数ポイント
- 各バンドで0.5dBから15dBのレンジコントロールが可能
- HFバンドはHF、HMF域をカバーできるベルカーブを選択可能
- 周波数固定のメイクアップ・ゲイン機能(Stereo時LFとHF、Mono M-S時LFのみ)
- GシリーズモードはLFフィルターをアンダー・オーバーシュートを持つGシリーズEQカーブに変更
- 3色LEDによるD-EQの動作状態表示
- バンドごとのバイパスが可能
General
- ステップコントロールのポットによりデジタル的にコントロールできる100%アナログ回路のプロセッサー
- +27.5dBの広大なヘッドルーム
- バス・コンプレッサーのプリまたはポストを選択できるD-EQ
- CH1 INとCH2 INボタンによるバイパス機能
- 0dB(標準)、+10dB、-5dBの設定可能なオペレーティングレベル
- スリープ、オートスリープ機能
- 1dBステップ、0.5dBステップの正確なMDACコントロールによるメイクアップ・ゲイン
REWIRE INC. Option
- ハードウェアバイパス仕様のご注文が可能です。
※特別仕様の為、受注生産となりご購入後の仕様変更は出来かねますのでご留意下さい。
D-EQ
永年に渡る研究開発により生み出されたSSLの新しいダイナミック・アナログ・イコライザー(D-EQ)をTHE BUS+に搭載しました。サイドチェインは、バス・コンプレッサーのサイドチェイン回路に対してレンジパラメーターを持つゲインリダクション・リミッターを追加した新しい回路です。このD-EQによりバス・コンプレッサーはより音楽的なものへと進化したと言えます。D-EQはバス・コンプレッサーと連携して機能し、簡単かつ強力にあなたのミックスのトップエンド、ボトムエンドを強調します。
D-EQは、バス・コンプレッサーのプリまたはポストに通すことのできる、強力な2バンドのダイナミック・イコライザーです。それぞれのバンドは16個の周波数ポイントを選択でき、効果を得たいポイントを的確に選んで機能させることができます。
HFバンドではシェルビングフィルターかベルカーブかを選択できます。
コンプレッション/エキスパンション:それぞれのバンドはCOMP、EXPと表示された31ステップのポットを持ち、高い正確性と再現性でコントロールできます。センターポジション(0位置:変化なし)から時計回りに回すことでエキスパンションの効果が得られ、反時計回りに回すことでコンプレッションの効果が得られます。
LOW THD
LOW THDモードはサイドチェインに対して特別な回路を使用して低周波域の歪みを抑え、特に速いリリースタイムに有効です。
つまり、LOW THDではサウンドのボトムエンドをクリーンアップし、よりクリーンなゲインリダクションを得ることができます。
F/B
F/B(FEED-BACK)モードでは、サイドチェイン信号をフィードバックポイント(オーディオパスのゲインリダクションVCAの後ろ)から取ります。
これにより、緩やかなコンプレッションが得られ、これまでのバス・コンプレッサーのような力強いコンプレッションとの違いが際立ちます。
4K MODE
4K MODEは、VCAの回路をバランスからアンバランスへと切り替え、4000シリーズに搭載されていたバス・コンプレッサーと同様の回路構成となり、VCAを通して多彩なハーモニック・ディストーションが生み出されることで、より独特のサウンドが得られます。
4K MODEで生み出されるディストーションの量は調整可能で、あなたの素材やミックスに最適なポイントを探り出し、力強さと繊細さを付加することができます。